ハラ生き道ができるまで その7 ~おぜっきー、整体師になる~
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2009年4月、整体学校の初級講座を修了したおぜっきー。
はて、次はどうしたものかと考えた末に思いついたのが、整体の師匠に雇ってもらうことだった。
さっそく打診。
「先生、ぼくを雇ってくれませんか?」
「いいけど、ウチはリウマチなどの重症者が多いから初級講座のレベルじゃ対応できないぞ。
上級コースに進む覚悟があるんなら、雇ってやってもいい」
上級コース。
これがまた300万円と高額でしてね。
初級コースで80万円を払ってしまったぼくには、とても払える金額ではありませんでした。(貯金は残り40万!)
それで師匠に言いました。
「先生、300万円はとても無理です。」
「カネを借りればいいじゃないか」
「えー、借金ですか。怖いです」
「尾関よ、お前は整体師としてこれから何年やっていくつもりなんだ」
「いま27歳ですから、あと30年は働きたいですね」
「ってことは300万で学校に入学するんじゃないんだよ。300万円で、これからの30年を買うんだよ。」
「・・・・・・・。」
「借金と思うから怖いんだ。投資と考えろ。おれも学校入るのにカネを借りたが、半年で返済したぞ。」
そこでスイッチが入りました。
「これはやるしかない」と。
本屋の仕事も愉しい。
けれども40年勤めあげて、本当に後悔のない人生か?
やりきったと言えるか?
納得できるか?
じぶんの才能をいかんなく発揮できるか?
ということを真剣に吟味してみると、イエスとは言えなかったのです。
それなら人生、勝負に出るしかない!
まだ27歳、いくらでも挽回できる!!
やるぞ!
師匠の言葉で、ハラをくくりました。
そこから色々と動いて、国民金融公庫から200万、親から100万円を借りて300万円を調達しました。
300万円を整体学校に振り込むときは、手が震えました。
「本当にこれでいいのか?もうあとには引けないぞ・・・!」
間違いなく、あの瞬間が人生の岐路であり、「じぶんの人生」を生き始めたスタートだったと思います。
そして無事、上級コースにも入学、師匠に雇ってもらうこともできました。
すると、別の師匠からも
「尾関よ、今度あたらしい院を出店するんだが、そこの院長をやらないか?」
とお声がけいただいたのです。
NOという理由はありません。
ふたつ返事で「ぜひやらせてください!」とお受けしました。
けれども、そこからが大変だったのです…
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