ゼロベースの生き方。~マイナスの出来事をバネにしないということ~
カラダの観点から考えていくと、「マイナスの反動」を使うよりも、「ゼロベース」のほうがパワーがある。
一般に
「不安をバネに」
「負けた悔しさをバネに」
「マイナスの出来事を活かして」
なんてのが奨励されていたりする。
それはそれでいいと思うのよね。
けれども「ゼロベースの創造」というのもあると思う。
たとえばボディワークで言えば「反動」を使うと、エネルギーが漏れてしまう。
そのぶん身体が壊れてしまう。
ハラ的ボディワークでは「反動」を使わない。
「無」からエネルギーを生み出す。
そこには「エネルギーを生み出す必要はない」という考え方がある。
「エネルギーは、いつでも”ここ”にある」ことを認める。
それがハラの考え方だ。
「マイナスの出来事を活かそう」と思うのはいい。
けれども、その思いが強すぎると「いま」創造すべきことができなくなる。
けっきょく「いま」の決断は「いま」にしかできない。
過去の「マイナスの出来事」に引っ張られたら、「いま」の選択がジャマされてしまう。
過去にとらわれないということ。
それは「いま」、ゼロになって「いま」決めるということ。
そこに過去との脈絡はないかもしれないし、未来への計画もないかもしれない。
それは悔しいことかもしれないし、不安なことかもしれない。
けれども「いま、ここ」しかないのだとしたら、それが最大に幸せな選択なのだと思う。
「いま、やりたいこと」をやり「いま、欲しいもので手に入るものを手に入れる」。
そして、それが「できる」ということに感謝する。
そこに「ゼロベースのエネルギー」「無から生じたエネルギー」が活かされる。
そのエネルギーが奇跡を生んでいくのだと思う。