内面的チャレンジと外面的チャレンジの違いを知っていますか?
ハラ生き道では、愉しく生きていくために「チャレンジ」を推奨しています。
つまり「怖いこと」をどんどん実践していくこと。
この「怖いこと」をやってみて「怖くなくなること」が、「なくならない幸せ」の第一歩だと考えているわけです。
けれども、最近になって気が付いたのは、チャレンジの中にも「外面的チャレンジ」と「内面的チャレンジ」があるんですね。
面白いことに、外側の筋肉”アウターマッスル”の意識が強い人は、「外側へのチャレンジ」が得意なのです。
たとえば「ステージを上げる」というようなセリフが好きな人。
それから「つねに成長」というようなフレーズを好む人。
そういう人は、「外面的チャレンジ」への耐性が強くて、攻撃的で、どんどん攻めます。
ただ、そうやってチャレンジしているにも関わらず、なんとなく伸び率が止まってしまうことがある。
ガンガンいきたいのに、むしろ衰退していくような感覚に襲われることがあるのですね。
で、それがなんなのかというと、「内面的なチャレンジをする時期」なんです。
つまり「内省」して、自らを振り返り、身心の土台を固める時期なのですね。
この内面的チャレンジというのは、非常に地味です。
外側から見えないことも多い。
たとえば、自分のなかの「自己否定」をもう一度見つめてみる、とか。
「甘えられない私」がいることを認めてみる、とか。
そういった方向のチャレンジになる。
外面的チャレンジというのは、
「さらにステージを上げるために新規事業を立ち上げる!」とか
「あらたに〇〇に営業にいって、仕事を獲得する!」とか
「もっと稼ぐために、オフィスを広くして従業員を雇うぞ!」とか
そういう方向性のお話しです。
こういった外面的チャレンジというのは、「外面的な結果」を得ることができます。
だから、「多くの結果」を出したい人は、外面的なチャレンジが重要になってきます。
けれども皮肉なことに、どれだけ外面的チャレンジをしても、「内面の幸せ」というのは、変化が起きてこないのですね。
つまり「あり方」にまで変化を及ぼすことができない。
外面的チャレンジをしているとき、意識は「外」に向いている。
だから、「いつものあり方」のままで、やってしまう。
それでうまくいくと、さらに「いままでのあり方」を固定してしまう。
すると、外面的チャレンジを繰り返し、「見た目の規模」が大きくなり、他人にひけらかす成果が大きくなっても、どこか満たされない。
なんだかスカスカしている、ということが起こるのです。
それは「外側と戦う恐怖」についてはチャレンジしてきたけれども、「自分の内側を観ていく恐怖」には向かいあってこなかったということなのです。
ですから今、それなりに稼いでいるつもりなのに、どこか満たされないという人は、「自分の内側」について見つめていくことが肝要です。
あなたが満たされないのは、けっして「稼いでいる金額が少ない」からではありません。
その満たされなさは、「内側の自分が泣いている」からなんです。
「稼いでも稼いでも、どこか満たされない」
という人は多いものです。
いや、むしろぼくの少ない経験でいうと、外面的、対外的に「スゴイ!」と思われる人ほど、内面がスカスカな場合が多かった。
むろん、ぼくも内面がスカスカなままで「それなり」の成果を出してきた一人です。
内面がスカスカで、自己否定が強かったからこそ
「がんばらないと自分には価値がない」
「成果を出さない俺は死んだほうがいい」
「努力と勉強しないと置いていかれる」
という思いで、焦ってたくさん仕事をし、焦ってたくさん本を読み、勉強し、努力してきました。
(ただ、そのときは自分のなかで「努力感」はなく、むしろ「これが努力感なく、たのしく成果を上げることだ」と勘違いしていた)
けれども「自己否定」スタートの成果は、けっしてぼくを満たしてくれることはなかったのです。
そこから2年以上かけて、「ハラ生き」を実践してきました。
すると、徐々に「内面を満たしていくこと」のコツのようなものが見えてきたのです。
そして、うさんくさい言い方をすれば「愛」というものが見えてきた。
それはまだ完成していないし、永久に完成しない道だと思うけれども、「満たされ感」は何倍にもなりました。
だから今、
「成果を出しているのに、もっと出さなきゃと焦っている」
「うまくはいっているけど、どこか伸び悩み」
「それなりに稼いでいるけど、どこか満たされない」
というあなたは、ぜひ「内面的なチャレンジ」をやってみてください。
つまり、自分をスパルタでしごくのではなく
「誰かに甘えてみること」
「弱音を吐いてみること」
「”できない”と頼んでみること」
などをやってみるということです。
それでもし、どうしても「内面的なチャレンジ」のポイントが分からない場合は、サポートさせてもらいますので、お気軽にお問合せくださいね。
ちなみに、
「いつも誰かに甘えてて」
「弱音を吐いてばっかりで」
「”できない”とばかり愚痴を言う」
ような人は外面的なチャレンジをしてみましょう(笑)
内側にこもるだけじゃ、世界は変わらないよ。