「そうは言っても」というセリフで、イヤな現実が固定されている。
「なかなかシンドイ現実から脱出できない」
「どうしても自分を変えられない」
「苦しいのが続いている」
そういう人に共通するセリフがあって、それが
「そうは言っても」
なんです。
だいたい悩みから脱する真理というのは、古来もうすでに言い尽くされてるんですよね。
「すべてはうまくいっている」
「人は、はじめから完璧」
「他人や環境などの外的世界は、自分の内面世界の投影である」
などなど。
で、こういう考え方を素直に受け入れ、実践していくことで、さらに「自分は世界の創造主である」というあり方を確実なものとしていくわけです。
けれども、なかなか現実が変わらない、「苦しい苦しい」と思い悩み続ける、自分を好きになれない、という人は、自分をラクにする真理に出会ったときに、
「そうは言っても」
という言い回しを多用します。
「この世界は鏡。はい、知ってます。そうは言っても、現実が…」
「自分が変われば相手も変わる。知ってます。そうは言っても主人が…」
「アタマで考えなければいいんですよね。わかります。そうは言っても…」
どんだけ、今までの考え方にしがみつくねんwww
今までの考え方で苦しかったんでしょう?
だったら、その考え方捨てればいいじゃん?
「はい、捨てたいです。そうは言っても、捨てられないんです」
いやいや、待て待てwwwww
どっちだwwwwwww
で、気がついたのは「捨てられない」っていう人は「捨てる苦しみ」を背負う覚悟がないんだよね。
なんか苦しい状態から、いきなりラクにしてもらおうと思っている。
けれども、「ラクになる」、つまり解放されるってことは、「今までのあり方にサヨナラする苦しみを味わう」ってことなんだよ。
これがどのくらい苦しいって、それは「死ぬほど苦しいし、痛いし、怖い」です。
だって、今までの自分にバイバイするんだよ?
つまりエゴから観たら、「自分がいなくなっちゃうこと」と同じなの。
そうしたら、そりゃエゴちゃんは抵抗しますわ。
「このままがいい!このままがいい!ね?”ありのまま”でいいじゃない?助けて!いや!消えたくない!」
って。
そんな思いを集約したセリフが
「そうは言っても」
なんです。
どうですか?
あなたも無意識的に言っていませんか?
もし言っているとしたら、このセリフを意識的になくしていくことです。
そして「そうは言っ…」と言いかけたら、そこから
「よし、やってみよう」
と言い直します。
この瞬間にハラが据わります。
ぼくのセッションを受けている人でも、このセリフを言える方は、どんどん変わってきます。
逆に「そうは言っても」は口グセの人は、なかなか変わりません。
だから、もしなかなか現実が変わらず苦しいのが続いているのなら、このセリフを無意識に口に出していないかチェックしてみてください。
そうやって、自分の想念を定期的にチェックしていくことで、現実は変わってきます。