「カラダを緩めよう」という意識で、カラダは硬くなる。~意識のパラドクス~
肩こりでも腰痛でもいいけど、いま割と「ゆるめる」ことが流行っている。
だから、「カラダをゆるめたい」とか
「ふっと力を抜きたい」とか
「ラクな身体になりたい」
という人は多い。
けれども実は、「~しよう」と意識した瞬間に「そうでない自分への否定」が同時に意識されてしまい、そこが強化される。
「力を抜こう」と思えば、リキんでいる自分の否定が強化される。
「ゆるもう」と思えば、ガチガチな自分の否定が強化される。
ぼくも、このパラドクスが分からずに、20歳くらいのころから、カラダをゆるめよう、ゆるめようと、がんばってきた(笑)
しかし、「ゆるめよう」、つまり「~しよう」と考えた時点で、人は内面がリキんでしまう。
そもそも「がんばって、ゆるめよう」という意識じたいが、矛盾しているのだ。
カラダはゆるめるものじゃない。
「自然とゆるんでくる」ものなんだ。
じゃー、どうしたら自然とカラダがゆるんでくるのか。
それは
「快感に身をゆだねる」
ことだね。
「気持ちよさ」に身を任せるとき、ぼくらは勝手にゆるんでしまう。
そして、内側の筋肉に「シマリ」が出てくる。
これで、センターマッスルの活性化されたハラ状態ができる。
それからもう一つ、「自然にゆるむ」方法は、アウターマッスルを使い切る方法だ。
これは、言い換えると「一生懸命」と言える。
ただただ、目の前のことを本気でこなす。
うまくいくとか、いかないとかアタマとかハラとか関係ない。
ただただ、一所懸命に、できることを、やる。
すると、あるときに限界がきて、ふっとチカラが抜ける。
力を抜くんじゃなくて、「抜ける」んです。
んで、これって「姿勢」とかもおんなじなのね。
「姿勢をよくしよう」
って意識したら、肩や腰が痛くなって当然なんだよ。
姿勢はよくなるものであって、「よくするもの」じゃない。
カラダの姿勢っていうのは、ココロのあり方が投影された「結果」なんだよ。
だから、その鏡像をいじくりまわしてもシンドイだけ。
意思とか努力で姿勢を変えるのは大変だし、長続きしない。
だから、そんな表面的な方法を取らないで、自分のあり方を見つめていけばいい。
そのチェック方法は
「快感に身をゆだねているか?」
「プロセスを愉しんでいるか?」
だけ。
超シンプル。
快感に身をゆだねて、プロセスを愉しんでる動画↓
お互い、勝手にチカラが抜けていきます。
ここから、世界平和がはじまるwwww