気楽が最強説~気弱な人ほどがんばるのが好きな理由~
「気楽が最強」
とつぜん、こんなフレーズが浮かんできた。
そういえば、2年ほど前に「お気楽の会」という集まりを主催していた。
(余談だが、当時は1000円の催しものに6名を集めるのがやっとだった)
当時のぼくのテーマは「気楽」だった。
「気楽になれば痛みは取れる」なんて小冊子も発行したりした。
そして2016年のいま、ふたたびこの「気楽」というテーマが浮上してきている。
「気楽が最強」
このフレーズを、今しばし味わってみる。
気楽とは何か。
それは、からだの「流れ」がスムーズであることだ。
言い換えると、からだがクリアで、軸が通っているということ。
その軸のなかをエネルギー的なものがラクに流れる。
だから、「気楽」。
それは、「自然」ということでもある。
「自然体」なとき、ぼくらはもっとも気楽であり、すなわちもっともエネルギーが流れるのだ。
さて、いまこの文章を読んでいるあなたは「気楽」だろうか。
一度、自分の呼吸をチェックしてみてほしい。
からだの内部を観察してみてほしい。
眉間にシワを寄せていないだろうか。
歯を食いしばっていないだろうか。
肩に力が入っていないだろうか。
もし、そうなのであれば、きっとそんな状況を生み出しているに違いない。
眉間にシワを寄せる人は、眉間にシワを寄せるようなできごとが、
歯を食いしばる人には、歯を食いしばるできごとが、
肩に力を入れる人には、肩に力が入るようなできごとが、起こっているはずだ。
それらはハラ生き的にまとめると、「アウターマッスルに力が入っている」という状態になる。
なぜ「アウターマッスル」に力が入っているかというと、「ハラの力」でエネルギーをスルー(通過・透過)できていないからだ。
そう、「気楽」な状態というのは「流れ」のいい状態だった。
そして「流れ」は軸のなかを通る。
すこし分かりにくいたとえかもしれないが、たとえば川に網を入れてもそれほど抵抗は感じないが、ビニール袋で流れを受け止めるとすごい負担になってしまう。
で、ハラを養うということは、自分に向かってくるエネルギーをハラを通じて地球に「アースしてしまう」ってことなんだ。
たとえばアースしているのは、身体でいうとこんな感じ。
あくまでこれは、「ハラのアース」のモデルだけれども、実際にこういうことが起こる。
で、この感覚を覚えると、いろんなエネルギーを「流す」ことができるようになる。
そして、この正反対の状態が「気弱」の状態だ。
「気弱」とは気の流れが弱くなってしまった状態。
つまり「軸」や「ハラ」を感じられない状態。
そうするとやってくるエネルギーをアースできないから、「がんばって」受け止めるしかない。
すると前述した歯を食いしばったり、肩に力が入ったり、眉間にシワ寄せたりする。
これはまとめてみると、「がんばる」のが好きな人ほど気弱だということになる。
じゃぁ、どうすればいいかというと、これは「ハラと軸の感覚」を実際に体験してみるしかない。
「気楽になると、こんなに強いんだー」
「軸が通ると、こんなに気持ちいいんだー」
ということが体感できれば、深刻さよりも気楽さを選択できるようになる。
ブログを書いてる僕が言うのもなんなんだけど、こういうのは体感してみるのがいちばん手っ取り早い。
アタマでごちゃごちゃ考えれば考えるほど、「気弱」になってしまんだ。
「気弱」っていう単語はあるけど、「気強」って単語はない。
それはつまり「気が強い」のが、人間の「ふつう」だからだ。
ぜひ、そんな「ふつう」に戻る体験をしてみてほしい。
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