相手が格下だと決めつけて感情を保つ方法について。
コントロールできない感情をなんとかする方法の中に、
「相手を格下だと思う」
という方法があります。
たとえば、「男は5歳児だと思う」みたいな。
パートナーの男性をゆるせない。
ゆるせないから感情が噴出する。
だから、なんとかするために、
「相手はバカなんだ」
「ガキなんだ」
「相手しても仕方ないんだ」
と言い聞かせることで、じぶんの感情を保つという方法。
この応用だと、たとえば
「お母さんを子どもだと思う」
という方法もあります。
いずれにせよ、
「相手を格下と見なすことで感情を保つ方法」
と括ることができると思います。
これは、なかなかに有効です。
それなりに効く。
けれども、方法論として究極とは、ぼくは思わない。
というのは、この方法だと「劣等感」から解放されることはできるんですが、「逃げてる」だけなんです。
というのは、これは劣等感を優越感にシフトさせただけなんです。
だから、エネルギーが消化されてない。
ごまかされて、いなされただけなんです。
だから「相手を格下とみなす」方法論というのは、アタマで考える人のやり方なんです。
なので、アタマで生きる人には有効かもしれない。
けれどもハラ生きではない。
じゃあハラ生き道では、どうするのかということですが、 それは
「じぶんのあり方にフォーカスする」
ということなんです。
相手が「上から目線」でくる場合というのは、だいたい、こちらが先に、しかも無意識的に「下から目線」になっているんです。
相手に大切にされない、という人は、「じぶんを大切にする方法」を知らないのです。
相手にバカにされるときは、自分でじぶんをバカにしているんです。
そうやって、「現実」をチェックしながら、じぶんの「あり方」に目を向けていく。
そして「あり方」をカラダから修正していく。
これがハラ生き的なアプローチです。
「相手を格下とみなす」方法は、言語化してみると、
「ふん、どうせあなたはバカだから、分からないでしょうね」
「私はオトナだから、我慢してあげますわ」
「あなたと私は<レベル>が違うのだから」
というマウンティングの発想が根底にあるわけです。
そして、そのもっと奥には、
「相手は5歳児だから、私は大切にされない」
というおかしな因果関係を作っているんです。
これは「大切にされたい」「大切にしてほしい」という思いを前面に出していく恐怖があるからですね。
そして、「私は大切にされない」という潜在意識を、証明し、強化するため「相手は5歳児」という言い訳を利用しているわけです。
だから、結局は劣等感から逃げると、劣等感を強化することになるのです。
だから
「相手は5歳児だから」
と「言い聞かせ」て感情を保つのではなく、
「大切にされたい」
という素直な気持ちを認めるほうが、ハラ生き的ですね。
「大切にしてほしい」
「大切にされたい」
そんな気持ちに気づいちゃうと、また傷つきそうで怖いと思うんだよね。
また傷つくくらいなら、
「どうせ大切にされないし」
って思い込んで、そのための言い訳をこしらえてた方がラクなんだけどね。
実はそれが苦しみの原因なんだよね。
だから、やはり根本的にはハラを開いて
「大切にしてほしい」
って伝えるしかないの。
ハラの開き方が分かってくると、こころも開けてくるよ。
そして、ハラを開くってことは、 「からだをゆるめる」ってことなんだ。
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