引き寄せは56%が限界説 ~傲慢すぎる人へ~
前回記事の続きです。
コチラが前回の記事↓
さて、ここから、おぜっきー論を展開していきますね。
ぼくが「世界は自分で創っているのか。創られているのか」という疑問に対する「納得のいく答え」を探していった結果、ピンときたのは
「2:6:2の法則」
でした。
これは有名な法則で、たとえば会社の人間を見てみると、
2割が優秀、6割は「ふつう」、2割はできないやつ、という割合になっている。
他に、たとえば何かサービスなどを提供するとして、
2割は何をしても満足してくれる、6割は「まぁまぁ」と感じる。2割は「もう来ない」と言われる。
2割は美人、6割は「ふつう」、2割はブス。
そんな感じの法則です。
なぜ、こんな法則を持ち出したかというと、ぼくは「自分が世界を創っている」派の人が言う、
「試練」「お試し」
というフレーズが、論理的に矛盾していると思ったんです。
「世界は自分が創っている」のなら、試練なんか必要ないじゃないか。
はじめから、自分が最高と思う世界で遊び尽くせばいいじゃないか。
と思うわけです。
それはけっきょく、「実は思い通りにはならない」ということの「ごまかし」なんですね。
だから「世界はすべて、意識で思う通りになります。でも試練はあります」
っていう、破綻した論理になっている。
いやいや「試練」があるなら、「思い通り」になってないじゃんwwwと。
そもそも「試練」という言い方からして、「エゴ視点」になってるわけですよ。
そりゃ矛盾するよね。
で、その論理的矛盾を解消するのが確率論的な考え方である
「2:6:2の法則」
だったんです。
これを「ハラ生き」に当てはめてみると、
人生はほおっておくと、
2割は嬉しいこと・ポジティブなこと・プラスなことが起こる。
6割は、「ふつうの毎日」
2割は、マジでシンドイ、ネガティブな、悲しくてムカつくことが起こる。
というふうに観ることができます。
そこで、何をどう実践するかと言えば、
「6割の”ふつうの毎日”を、愉しく感じられるような身体作りをしていく」
ということなんです。
すると「MAXで8割程度(正確には78%。後述します)まで、愉しい人生になるよ」っていうことになります。
それは言い換えれば「どうあがいても、2割程度はシンドイんで、そこんとこよろしく」
ってことなんです。
その「どうあがいても、2割はシンドイ」というのを読んだとき、どう感じましたか?
「えー、100%愉しい人生にならないの?」
って不満を覚えましたか?
でもぼくは思う。
きっと、
「そっか、どうがんばっても2割はシンドイなら、もうがんばるのやめよかな」とか
「あの辛かった出来事は、”私のせい”じゃなかったんだ」
「誰しも辛い時期があるんだ」
とホッとした人も多いんじゃないでしょうか。
つまり、「人生はすべて自分の責任」なんじゃなくて2割程度は責任放棄してもいいんだ、という安心感があるのが、
「おぜっきー的2:6:2の法則」なんです。
しかも、実際には「勝手に起こる嬉しいこと」も2割あるので、「勝手に起こるイヤなこと」も合わせて4割程度は、「自分の責任」じゃないんですね。
こう考えていくと、
乳児期・幼少期の虐待や、いじめ、飢餓地域に生まれる、障害を持って生まれる、など潜在意識が形成される前の事象は「意識による引き寄せ」ではなく「理由は分からないけど勝手に起こったこと」になります。
また、家族を殺される、不慮の事故でなくす、なども「引き寄せ」ではないことになります。
ぼくは、この考え方のほうがよっぽど楽に生きていけると思うのですが、いかがでしょうか?
次回は、この法則をさらに詳しく解説していきます。