叱られて、「やっぱりそのほうがいいのかなぁ」ってヘコんだときがチャンス。
今はさ、「がんばる」んじゃなくて「そのまんまを認める」っていう方向に時代が動きつつあるよね。
もちろんおぜっきーも、その方向に加担したいわけなんだけど、そんな「がんばらない」方向に進んでいくと、かならずと言っていいほど「お試し」が来るんだよね。
それが
「叱られる」
ってことなの。
ゆるい方向に進んでいくとね、だいたい自分が心の奥に抱えていた感情が出てくるんだね。
とくに「恐怖」と「罪悪感」だよね。
「ゆるむ」っちゅうことは、この根源的な感情が、どうしても出てくるのよ。
でさ、それを感情として感じることができればいいんだけど、それって、もともとは「見たくなかったもの」「ないことにしたかったもの」じゃん?
だからさ、心の底から「恐怖」と「罪悪感」が沸き上がってきても、それに対して「知らんぷり」しちゃうことがあるんだよね。
それを、シランド・プリックスっていうんだけどね。
そうするとさ、ハラが怒るわけさ。
「おいおい、お前さん。せっかくの感情体験を無視する気かい?」
って。
そうすると、もうハラパワー炸裂だよね。
ハラ・ハラスメントだよね。
強制的に、「恐怖」と「罪悪感」に気づかされるよう導かれるよね。
それが
「叱られる」
って出来事なんです。
そこで、どれだけ恐怖と罪悪感が抜けたかを試されるわけ。
叱られても、
「はぁ、それはあなたの考えですよね?」
「あなたがそう考えていることは分かりました」
「それもアリなんじゃないですか」
と淡々としていられるということ。
それが「自分である」ってことだと思うんだよね。
こういうのってさ、一昔前だったら
「反省が足りない」とか
「学ぶ気がない」とか
「生意気だ」とか
批判されるようなあり方だと思うのね。
でもさ、ハラ生きっていうのは、他人に生き方を強制しないわけよ。
「成功とはこうすべし」とか
「人間かくあるべし」とか
「生きるとは〇〇である」とかさ、
そういう教訓めいたものは、ハラ生きとは正反対なの。
もうおぜっきーなんか、以前は「反省の鬼」だったからねwww
偉い人に言われたら
「はい、すみません。すぐ直します」
「ぼくが間違っておりました」
「地位も名誉もあるあなた様がおっしゃる通りでございます」
っていう感じで素直に従ってたのね。
まぁ、だからこそ3次元世界ではそれなりにうまくいってたり、先生や指導者から好かれることは多かったんだけどね。
いま思えば、そういう態度のせいで、自分の内側を殺していたんだね。
でも、ハラ的な意味で「素直」って、そういうことじゃないのよ。
他人に従順=素直じゃなくて、素直=自分のハラの気持ちに従順、ってことなんだよね。
それでこれは誰でもあると思うんだけど、「成功者」に会ったり、「うまくいってる人」の本を読んで、信念がゆらぐときってあるじゃない?
だいぶゆるんできたなーと油断したところで、
「やっぱり、このほうがいいのかな?」
「〇〇先生みたいに、しっかりしたほうがいいのかな?」
「うまくいくには、××さんみたいな努力が必要なのかな?」
ってな感じで「ゆるいあり方」が不安になっちゃうような出来事に出くわしたりするのよ。
とくに、そういう「努力家」の集団やコミュニティに触れちゃったりしてね。
それって、自分のなかにある「がんばり」の残りカスが、そういう出来事を呼んでくるんだよね。
んで、「朱に交われば赤くなる」から、どうしても影響されるんだよね。
だから、影響されるのは仕方ないとして、とにかく「叱られたらチャンス」って思ってほしいんだ。
それは、自分のあり方を強化するチャンスなんだよ。
向上とか、成長するためのチャンスじゃないよ。
ここ間違えちゃダメよ。
ハラ生きには向上とか成長とかないから。
叱られたり、「やっぱり今のままじゃダメかなぁ」ってヘコんだときほど、
「いーや、おれは揺らがない!」
って確信を固めるチャンスなんだよ。
そして
「~たほうがいい」から「どうしたい?」という問いに変えていく。
たしかに頑固すぎるのも苦しいかもしれないけどね、いつまでも「〇〇先生のあり方」に引っ張られててもシンドイだけだから。
あなたには、あなたの生き方があるんだよ。
だからさ、ハラ生きにシフトしていくときに、親や師匠を裏切らないといけないときがくるんだよね。
「あなたはそう捉えるんですね。でもぼくは違います」
と巣立ち宣言をしなきゃいけないときが来るんだ。
んで、もちろん
「そうかそうか~」
と笑顔でいてくれるのがホンモノの師匠で、
「わしを裏切るのか!」とキレるのは、小物だよね。
だから、裏切ってみてはじめて、自分のメンターの格が分かるのかもしれない。
ってわけでね、自分のあり方が揺らぐようなできごとがあったときは、自分の信念や確信を強化するためのチャンスなんだって捉えたらいいよ、ってお話しでした。
by まだまだ揺らいじゃうおぜっきーより