「ハラ生き道」

「からだの軸」が整えば、「じぶんの本質」につながれる。

「ただ愛されるだけ」という世界を思い出す。~好意をお返ししない~

もっともハラが据わっていない人は、自分の嫌いな人に奴隷扱いされている。

 

相手はこちらのことを好きでもなんでもない。

 

ただ、都合よく利用しているだけ。

 

なのに、断れない。

 

ついつい、言うことを聞いてしまう。

 

これがいちばんシンドイ段階だ。

 

 

そこからハラ生きを続けていくと、そういう横暴な人は断れるステージに入る。

 

「やめてください」

 

「嫌です」

 

とはっきり言えるようになる。

 

 

これは、相手のことが嫌いだから、そう言える。

 

どこかに「怒り」があるから、それに乗せて断れるのだ。

 

 

けれども、このステージでは、まだ「ふつうの人」に対して断れない。

 

「嫌じゃないんだけど…」

 

「まぁ、別に嫌いじゃないし…」

 

とつい誘われるとOKしてしまったり、なんとなく誘いを断りづらい。

 

そういうステージ。

 

 

 

そして次に

 

「自分に好意を持つ人に対して断る」

 

というステージに入る。

 

 

相手は完全に自分のファン。

 

大好き。

 

 

その気持ちを「断る」のは、非常に勇気がいる。

 

 

相手を傷つけてしまいそう。

 

こんなに好いてくれているんだから応えたい。

 

こんなに好きになってくれる人、他にはいないかも。 

 

相手の思いを無下にしては、申し訳ない。

 

 

そんなエゴの打算によって、つい「断れない」という状況になってしまう。

 

 

これは、ぼくも何度も経験した。

 

「せっかくこちらに好意を持ってくれているのだから、お返ししたい」

 

「なにか優遇してあげたい」

 

「その気持ちに応じたい」

 

ついつい、そう思うことがある。

 

 

けれども、そこに「義理」や「義務感」が少しでもある場合、それはハラ生きから外れてしまう。

 

 

心の底から「ただしたいこと」を求めていくハラ生きにとって

 

「お返し」

 

という概念はないのだ。

 

 

だから、自分がしたいことをしたときにも見返りは期待しない。

 

そして、他人がしてくれたときも、お返しなどしない。

(その考えで、お歳暮もお中元も年賀状も、何もお返ししていない)

 

 

これは一体どういうことなのかというと、

 

「ただ愛されるだけの世界」

 

を体現していくってことなんだ。

 

 

それは、生まれたばかりの赤ん坊の世界。

 

泣きたいときに泣き、笑いたいときに笑う。

 

それでも死ぬほど愛される。

 

 

あのゆるやかで、ゆたかな世界に戻っていく。

 

 

それがハラ生きなんだ。

 

 

ハラ生きを実践するにあたっては、相手の気持ちは関係ない。

 

 

ただただ、自分の気持ちに正直に。

 

まっすぐに、繊細に、自分の気持ちだけを見つめていく。

 

あげたいときにあげ、もらいたいときにもらう。

 

きわめてシンプルな世界だ。

 

 

そこには

 

「ただ、愛するだけ」

 

という喜びがある。

 

 

そして同時に

 

「ただ、愛されるだけ」

 

という世界があらわれてくる。

 

 

 

そう、あなたは相手の好意を無下にしていい。

 

言い換えれば、相手の好意によってコントロールされなくていい。

 

 

いちばん大事なのは

 

「あなたがどう思っているか」

 

なのだ。

 

 

そして、大事なことはそれだけなんだ。

 

 

さぁ今ここで、

 

「お返し」

 

という概念を捨ててしまおう。

 

 

そして、もらえるだけもらってしまおう。

 

 

もらってもらってもらい尽くせば、「自然と」、誰かに何かをあげたくなるんだ。

 

 

そのとき

 

「与えれば返ってくるらしいから与えておこう」

 

というアホらしい考えも消えてしまう。

 

 

 

そう

 

好意を「お返し」するのは、失礼なことなんだ。

 

 

だって「打ち返してる」のと同じだからね。

 

 

それは「要らないよ」っていう意志表示でもある。

 

好意は「もらうもの」で「返すもの」じゃない。

 

 

もしそれで怒られるんなら、それは「好意」じゃなくて「期待」だったってこと。

 

 

期待は応えるものじゃなく、無視するもの。

 

期待なんかに応えてたら、ハラが死んじまうよ。

 

 

OK?

 

 

さぁ、今日から「お返し」をやめて、もらい尽くしてみよう。

 

 

きっと新しい世界が見えてくると思うよ♪

 

 

というわけで、このメルマガも差し上げます(笑)

center-muscle.hateblo.jp