人間のからだは「カメレオン」 ”意識”がリンクしたものの「色」に、染まってしまう。
色々とからだを研究していくうちに、毎回おもしろい発見がある。
今回は、そんなおぜっきーの「からだの自由研究」の最新の成果を発表しよう。
それは、
「人間のからだはカメレオン説」
だ。
ぼくらの「からだ」は、もともと「透明」で「クリア」なものだ。
つまり「空っぽ」
だから、「からだ」と名付けられている。
ただ、「空っぽ」のままでは、現実世界で生活できないので、なにか「色」をつける必要がある。
そのために、ぼくらは「意識」を、さまざまなところにアクセスさせ、チューニングし、リンクする。
すると、空っぽだった「からだ」に、「意識」したものが映されるという仕組みのようだ。
どういうことか。
実際に実験してみよう。
まずは、「将来の不安」にフォーカスし、そこにチューニングを合わせ、リンクしてみる。
お金のことでもいい。
健康面、病気のことでもいい。
親の介護のことでもいい。
とにかく「将来の不安」にアクセスしてみる。
すると、からだは強張ってくる。
からだの内側の力が抜け、外側は固くなりガードをはじめ、呼吸が浅くなる。
これは「不安」という色にからだが染まったケースだ。
では、今度は「大好きな人」をイメージしてみる。
愛する妻。
大好きな子ども。
愛しい彼や彼女。
愛してくれた親や祖父母。
その人からもらったものを思い出し、その人を慈しむ気持ちにリンクしてみる。
そのとき、どんな「からだ」になっているだろうか。
そう、からだの内側がうごめきだすような、うれしくて、なつかしくて、切ないような感じになるはずだ。
これが「大好きな人」にリンクしたときの「からだ」だ。
このように、ぼくらのからだは元々、透明で「リンク/アクセス/チューニング/フォーカス」したものに合わせて、さまざまに色を変えるのだ。
これが
「人間のカラダはカメレオン仮説」
だ。
では、ハラ生き道では、いったい何にリンク/アクセスすることを良しとするのだろうか。
一般にはここで、
「自分の夢がかなったイメージ」や
「ポジティブな映像」
そして「感動的な場面」
などをイメージングするものが多いように思う。
しかし、ハラ生き道では、「クリアボディ」を求めるため、そういった偏りのあるイメージは持たない。
ハラ生き道では、この「カメレオン仮説」を利用して、「自然」や「宇宙」にアクセスする。
そして、そのアクセス方法は「イメージ」ではない。
「イメージする」のではなく、「そのものになりきる」のだ。
それを体感してもらうために、こんな動画を用意した。
うちの近くの川で撮影した映像だ。
そして、やってもらいたいのは、まず
「自分がどんな呼吸をしているか」を観察してみる。
不安や怒りなどの感情に振り回されている人は、浅く小さく、縮こまった呼吸をしているだろう。
それを観察する。
それから
「もし、この川や岩や山が呼吸をしているとしたら、どんな呼吸だろうか」
ということを想像してもらいたい。
山河、草木の「息づかい」を、直にイメージしてみる。
ぼくの感覚では、山や岩は、泰然自若とした、静かでゆっくりした、そしてとてつもなく落ち着いた呼吸をしている。
そして、川はさわやかで涼しげで、かろやかな呼吸をしている。
雲はもっとかろやかで自由で変幻自在の呼吸をしている。
空はもっと広く、おだやかで、包容力のある呼吸をしている。
そのどれでもいい。
どれでもいいから、「自然の息づかい」をリアルに感じてみるのだ。
そして、その呼吸のあり方を、自分の呼吸のそれを比べてみる。
すると、その圧倒的な差にショックを受けるかもしれない。
ぼくは、自分の呼吸のショボさと、自然の偉大なる呼吸の歴然の差を感じたとき、ショックを禁じえなかった。
まぁ、もとより比べることすら傲慢なのかもしれないが、とにかくその差に驚かされた。
けれども、面白いもので「自然の息づかい」を”モノマネ”していると、自然と呼吸のあり方も「大いなるもの」とリンクしてくるのだ。
すると、だんだんとからだが「クリア」になってきて、自分の中心を感じられるようになってくる。
そこにはエゴが作ったような「ポジティブさ」とか「うれしさ」というようなベクトルのある感覚はない。
無方向の、ただ「点」があり、そこには何もないが、すべてが含まれている。
それがハラなんだと、おぜっきーの最近の研究では暫定的に結論づけている。
なのでメソッドとしては、まず
1:身近にある自然の「息づかい」にリンクする
2:もうすこし広い地域ぜんたいの呼吸にリンクする(たとえば市や県)
3:日本ぜんたいの自然にリンクする
4:地球ぜんたいにリンクする
5:太陽系にリンクする
6:銀河系にリンクする
7:宇宙の中心にリンクする
という感じで、だんだんとリンクする対象を広げてみるといいと思う。
そうすると、徐々に息が長くなり、静かになってくる。
よかったら、一度このメソッドを実践してみてほしい。
※ここで、いわゆる「神」や創造主にリンクすることも可能だが、それは「神になる」こととは違う。
ぼくらは、どこまで透明になろうとも、「透明なからだ」という形を残している。
コップの中身を全部だして透明になっても、コップの形は残るようなものだ。
これがいわゆる「個性」や「役割」というものになる。
このあたりは、また詳しく書いてみたいと思うが。今日は紙幅の関係上、割愛する。
こちらの動画メール講座では、数種類のメソッドを公開しているので、興味のある人は登録してみてほしい。
こちらの講座では、このカメレオン感覚を実体験してもらいます。