なぜセミナージプシーはいつまで経っても苦しいままなのか~続けられない人へ~
ぼくが最近とみに感じることは、いずれにおいても「ラクになっていく」「幸せになっていく」「上達していく」コツは「続ける」ことだということです。
こないだ、面白いケースがありました。
先日、「ハラザップ」っていう、ボディメイキング講座をやったんですよ。
たのしく3時間くらいやったんですが、翌日こんなメールが来ました。
それには、おぜっきーもビックリ。
っていうのは冗談で。
そもそも「人は悲しいくらい忘れていく生き物」です。
愛される喜びも、愛した過去も、セミナーの内容も、すぐに忘れてしまいます。
有名な「忘却曲線」の図ってありますよね。
これを見てもらうと、1日後には74%忘れてます。
ってことは、
「昨日やったこと忘れましたー」
っていうのは、ぜんぜん恥ずかしいことじゃないんですね。
むしろ、ふつう。
人間の脳の構造を考えれば、当たり前のことなんです。
で、これを知ってから「セミナージプシー」のことを考えたら、どう考えても「モノにできない」ってことが分かりますよね。
Aさんに習って翌日74%忘れ、Bさんに教えてもらい翌日74%忘れ、Cさんから学び翌日74%忘れる・・・。
「人生にムダはない」と知りつつもあえて言わせてもらいます。
それ、もったいないわ・・・。
そんな浮気するんなら、Aさんに3回教えてもらったほうがいいんですわ。
同じこと繰り返し聞くようでも、どうせ8割くらい忘れているんだから、10回くらい聞いたっていいんですよ。
以前セミナーに出た人で、「内容がブログやメルマガの焼き直し」みたいな批判している人がいましたが、まったく学び取る力のない完全な依存系の人でした。
逆に、学ぶ力のある人は
この図を見て、何度見ても深いと、同じ説明を聞いて学びを深めています。
ぼく自身を考えてもやはりそうです。
整体学校に通ったこと、メンターの教えを2年以上実践していること、合気道や身体の研究を12年以上、文章を20年以上書いていることが、やはり自分の「力」になっています。
逆に、1回のセミナーで面白かったなというのはありましたが、「モノにできたか」というと、やはり身につかなかったものが多い。
しかし、それは上記のとおり、当たり前なのです。
なんでも、1回では無理なのです。
今まで何も継続してこなかった人が逆転満塁ホームランなんて、そんなムシのいい話はないのです。
そして「今度こそ、今度こそ」と、いろいろと漁って、そして効果がなければ文句を言って去っていく。
そうして「不満の無限ループ」にハマっていくのです。
その無限ループから抜け出す策は、ひとつだけです。
それは「ハラを決めて続ける」ということです。
はっきり言って、それしかない。
けれども、「なんか続けられない」っていう人もいるんですね。
次回は、その理由と解決法について書いてみます。