仲良し夫婦ナメんなよ。~ぶつかりを恐れず向き合うということ~
ウチの夫婦は、だいたいいつも一緒にいて、仲が良いのである。
「ラブラブだね」とうらやましがられることも多い。
結婚6年目で、デート中は手をつないでいることが多い。
けれどもいつも言っているとおり、ラブラブ度が濃いということはケンカも多く、激しいということなのである。
はっきり言って、尋常ではない。
この凄絶さを乗り越えているからこそ、「ラブラブ夫婦」なのだ。
こないだも、激しいケンカをした。
もう内容は忘れてしまったが、いつものごとく妻が家を飛び出ていこうとする。
ぼくは、得意な「ことば」の土俵で勝負をしたいので、なんとか舌戦に持ち込もうとする。
けれども妻は口では勝てないと知っているので、あえて非論理的なことを言い、「感情」のステージに持ち込もうとする。
それが「家を飛び出ようとする」という作戦なのだ。
とはいえ、それはいつものことなので、ぼくも作戦を変え、今回は「俺が出ていく!」とやってみた。
すると意外なことに、妻は家の前のくさむらに突っ込んでいこうとする。
これは新しめの作戦だ!
仕方ないので、おしりを一発蹴ってから、Tシャツの首ねっこをつかんで、強制的に庭へ戻す。
そこから、腰投げからの抑え込みで、とりあえず妻を止める。
というわけで、「俺が出ていく」作戦は失敗に終わり、けっきょく戦いの場を玄関ポーチに移した。
けっきょく「出ていく妻」「止める僕」という、いつもの構図になってしまった。
ぼくは、タックルするように体勢を低くして妻のカラダを壁際に抑え込む。
妻は僕を押し返し、逃げようとする。
いちおうぼくも合気道家のはしくれなのだが、敵もさるもの、ぼくのボディワークを学んでいるので、身体の使い方が上手なんですね。
それで、何度かヘッドロックされてしまった。
ぼくはそのヘッドロックをかいくぐり、重心を低くして抑え込む。
けれども、重心を落としすぎると妻は、ぼくを押さえつけて上を乗り越ていこうとするのだ。
その後、なんとかドアを開けて玄関のなかで、争いが続くことになった。
その間、ぼくはあらん限りの声で妻を脅してみたり、妻は他の扉から逃げようとしたり、熾烈な争いが繰り広げられた。
(そろそろ通報されないか心配である)
それから、また場所を写し、今度はソファーの上でのバトルになった。
抑え込みあいから、腕ひしぎ逆十字を極められそうな瞬間もあったが、ギリギリで逃げられてしまった。
そうこうするうちに、ふとした油断からマウントポジションをとられてしまった。
(これがホントのマウンティング。なんて言ってる場合か)
そこから三角締めに持っていこうとするも阻止され、肋骨を平手でバンバン叩かれる。
で、これも面白いもので、抵抗すると痛いんだけど、リラックスしてるとあんまり痛くないんだね。
なので、深呼吸してプロレスラーのごとく妻の攻撃を受けきる。
それが男の器なのだ!(本当か?)
すると、今度は鼻をグイとつかまれ、ぶんぶんと左右に揺さぶられた。
おかげで鼻が1cmほど高くなってしまったのだが、こういうファンシーな攻撃というのは、だいたい仲直りの合図なのだ。
しかし、ここで油断してはいけない。
せっかく、ここまで来ても、すこしでも「反撃」の様子を見せれば、また火に油を注いでしまう。
ここまで来れば、あとは「完全服従」のポーズを取り続けることなのだ。
それでぼくが抵抗しないことが分かれば、妻の攻撃は終わる。
そうして、お互いがエネルギーを出し切るとケンカは収束するのである。
あまりオススメはできないが、おぜっきー家の場合は、こういう発散形態になっている。
いずれにせよ、お互いが本気で向き合わないと無理だ。
それに攻撃も、ちゃんと怪我しない部分を見極めている。
お互い急所は外すように攻撃している。
とはいえ、「損害」が出ることもある。
ぼくは以前にトイレの壁をブチ破ったり、扇風機をオシャカにしたことがあるけれども、今回の被害者は、コチラ。
ちなみに妻は、
「この状態を写真に残しておこう」
と言ってスクショして、
「おかしいなあ、割れた写真にならない」
と言ってましたwwww
というわけで何が言いたいって、
「他人を見て、うらやましい状況に見えてもかならず裏があるよ」
ってこと。
他人の「良い側面」ばかり見てると、カンタンなことを見落としちゃうんだよね🎵
LINE@では、こんな感じにライトなことも書いてるんで、良かったら登録してねん( ´ ▽ ` )ノ