ブスは天から与えられたギフト~「美しくなろう」が苦しみのもと~
この世では、美人は得なのである。
明らかに、明らかに、美人のほうが「いい思い」をするのである。
だから、みなが美人になろうとする。
それは得がしたいから。
エゴを満たしたいから。
けれども、そうそう美人になんてなれるもんじゃない。
生まれつきの骨格は、どうしようもない。
もちろん化粧やメイク、髪型、服装で、それなりに小ぎれいにはなるだろう。
けれども、それは美人とはすこし違う。
美人とは、才能なのだ。
だから、後天的にマネできるものじゃない。
そして、マネしようと思えば思うほど、苦しくなるんだ。
じゃー、ブスに生まれたらどうしたらいいか。
その答えは
「ブスなんだ」と認めること。
それしかない。
ブスから逃れることはできないのだ。
だから観念して、あきらめるしかない。
しかし面白いことに、あきらめてしまうと人間としての輝きが出てくる。
その輝きは、エゴエゴした人、アタマの人、中身スカスカの人には感じられないエネルギーだ。
表面的で浅薄なスケベさでなく、人間の生きるエナジーとしてのエロスがあふれ出てくる。
アタマで考えてばかりいる人は、美人にしか価値を見いだせない。
けれども、ハラで感じていけば、ブスも才能なんだと分かる。
ウマルフ那美さんは、そんな「潔いブサイクの魅力」に気づき、「ブサイクをブサイクのまま生きる」という最高のオンラインサロンをはじめた。
https://88auto.biz/miracle/touroku/scenario47.htm
「奴隷解放宣言」を思わせる、秀逸なネーミング。
告知文のなかに「ブスorブサイク」という単語が69回も出てくる勢い。
はっきり言って、これは「悟りの境地」だと思う。
今までに、こんなに気持ちよく、イキイキとしたブランディングを見たことがない。
那美さんは、それまでの「キレイ系メイク講師」のイメージをバッサリ手放して、ほんとうにハラが望む方向へ進み始めた。
この世界は、エゴエゴしい人には分からないと思う。
「キレイになりたい」という欲望を手放せない人には分からないと思う。
そして自分がブスだと認められない人は、怒り出すかもしれない。
けれども、このブサイクの世界こそが、人類を幸せに導く考え方なんだと、ぼくは本気で思っている。
よくよく考えてみてほしい。
そもそも「美人」という言い方が、比較する世界の言い方なのだ。(ハラの世界では、人はみな美しい)
だから、人類全員が「美人」という幸せを享受することはできない。
けれども、「ブスである幸せ」「ブサイクでOK」「ブサイクもギフト」
という考え方が広まったらどうだろうか。
それは、人類の幸せ度が、すこし上がると感じないだろうか。
美人とブスの「差を取る」のが新しい世界なんだ。
ブスで悩んでいる人。
美人系ブランディングに疲れた人。
見せかけのキラキラ感に飽き飽きしてる人。